【2023.4.21】
『日本航空、子会社の旅行商品に景表法違反の恐れで販売中止を公表』
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日本航空は4月19日、子会社のジャルパック(東京都品川区)が販売していたホテル宿泊プランの購入者特典が景表法に抵触する恐れがあったとし、当該商品の販売を中止したことを明らかにした。問題とされたのは、同社の旅行商品「JALイージーホテル」が取り扱う4件のホテルで、宿泊料金が1泊3万円のところ、景表法の「総付け規制」が規定する景品の上限額(販売価額1千円以上の場合20%まで)を超えるマイレッジ1万マイルを、今年3月まで付与していた。これは、4月18日付「文春オンライン」がこの問題を先に報じたことで、日本航空側が急遽今回の発表に踏み切ったもの。なお、文春オンラインは、競合する全日空が「全路線7千円セール」キャンペーンで販売した一部航空券に付与されたマイレッジが、同じく景表法違反の疑いがあることを今年3月に報道していたが、同様の仕組みで航空券を「6600円」で販売していた日本航空側は、同日、「フライトマイルは景品表示法の景品に該当しない」との見解も改めて発表した。